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夕焼け

2014/06/28
「おかあ~、すごいよ~、見て見て~」と
娘の声がした。
2階に上がっていくと、空があかね色に染まっていた。
二人でしばらく夕焼けを眺めていた。

そのあと、冷たいジャスミンティを一気飲みして、ぽたんぽたんになったお腹を
押したりさわったりして二人で笑った。

娘から嬉しさが伝わってきた。
私も嬉しかった。


その時に思った。
私も、お母さんが好きだった。
お母さんに、幸せになってほしかった。



お母さんは言った。
お父さんがあんなだから、お母さんは大変だ。
緑内障がすすんで、目が見えなくなるだろうと泣いた。
台所で吐く音を聞かせ、このまま死んでしまうかもしれないと
虚ろな顔をして言った。

かわいそうなお母さん
私が何とかしなければ。
私が頑張ればお母さんは幸せになれるんじゃないか。
子どもの頃はそう思っていた。

それが、
私が頑張れないから、お母さんは幸せになれない。
お母さんが幸せじゃないのは、私のせいだ。
そう思うようになっていった。

何やってもダメだ
何をするにもうまくいかないような気がする
無力感を感じるようになった

そして、母の顔を見るだけで無力感に怯え
そんな顔見たくもない
弱々しく訴えてきたって、どうぜわざとに決まってる
もう、訴えてこないで欲しい
あんたのせいで私はこんなに苦しんでる

母にわからせたい気持ちが、いつも心のどこかにあって
そればかり見ていた。
娘たちを見ずに。

母は変わらない。

私は母を幸せにはできない。
母はこれをやり続けたいんだから。


娘たち、ごめんよ。
もうちょっと待ってて。
お母さんが立ち直るまで。



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22:18 過去回想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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